パントリーのある注文住宅の魅力とは?設置のポイントと合わせてご紹介!

2023年8月26日

「パントリー」になじみのある方はどのくらいいるでしょうか。

今回は、キッチンで収納の役割を担うパントリーのメリット・デメリットと、設置の際に気をつけたいポイントについて解説します。
注文住宅において、パントリーの設置を考えている方は必見です。

□パントリーがあるとどのような暮らしが送れる?

パントリーは、キッチンの一部もしくは隣接した収納スペースのことで、食器や食料品の貯蔵に使用されます。
ここでは、パントリーを取り入れることで得られるメリットとデメリットについてご説明します。

*パントリーのメリット

パントリーの最大のメリットは、容量が大きいため大量の食品や日用品を収納できる点です。
キッチン用品をパントリーに収納すれば、キッチンを広く使えること間違いないでしょう。
キャビネットと異なりオープンなデザインのものもあるため、収納したものを探しやすい面で優れています。

ライフスタイルに合わせて用途を変えられるのもメリットの1つです。

*パントリーのデメリット

収納力が高ければ、それだけ広い空間を占めることにもなります。
他のスペースを圧迫する可能性もありますし、使用しない場合にはデッドスペースとなることは免れません。
設置位置によっては動線が悪くなる場合や、匂いや湿気が気になるケースも見られます。

□注文住宅にパントリーを設置する際のポイント

・デザインについて

必要以上の行き来を避けるため、パントリーは一般的にキッチンのすぐそばに設置されます。
勝手口がある場合は、勝手口とキッチンの間に設置するのが最適でしょう。

パントリーの広さは、通路が狭くなることを考慮して考える必要があります。
実際に棚を設置するためのスペースに加えて、60cmほどの空間を確保しておくことをおすすめします。

パントリーの奥行きは、ワインのボトルを寝かせて保管できれば十分でしょう。
30〜45cmほどの奥行きを確保しておくことで、ものが取り出しにくくなることを防ぎます。

・機能性について

パントリーに扉を付けるか否かで迷われる方は非常に多いです。
オープンタイプであれば、扉がない分キッチンとの行き来がしやすく、物を取る際に便利です。
その代わり、扉がないことは収納されているものが外から見えるため、生活感が出てしまうデメリットがあります。

扉のあるパントリーは、キッチンとパントリーを完全に仕切れるため、生活感はなくスッキリとした印象です。
ただ、扉を取り付ける分の費用が発生する点、開け閉めが面倒に感じる可能性も兼ね備えています。

普通なら使われないスペースを有効活用したクローゼットタイプとして、キッチンの背面や隅を利用した壁面収納をパントリー代わりにする方法もあります。

・湿気について

扉があるタイプのパントリーでは、湿気を含んだ食品を収納することは避けた方が良いでしょう。
パントリー内部の湿気が上昇することは、カビや匂いの原因となり得ます。
そのため、窓や換気扇をつけて、対策することが必要です。

□まとめ

今回は、キッチンで収納の役割を担うパントリーのメリット・デメリットと、設置の際に気をつけたいポイントについてご紹介しました。

キッチンにおいて高い収納力を発揮するパントリーですが、扉の有無に応じてデメリットが見られます。
外からの見た目だけでなく、機能とそれに伴う弊害に注目して検討することが大切です。