Y様は親との同居を考えて、ご実家を二世帯住宅に建て替えることになりました。
建て替える条件として夏の暑さ、冬の寒さを解消して心地よい家にすることでした。
冷え性の人が多い為、特に冬の寒さは苦手だそうで、その寒さをかんじないようにしたいそうです。
2番目の要望は共働きのため、家事をする時間が短くなるような工夫のある家がいいそうです。
この2点を中心にご提案して打ち合わせを重ねていこうと思います。
イメージしていた通りの風合いになってよかったです。
仕上げ材も2回左官していきます。時間勝負のようです。3人でやっていきます。
【2020.12.01 外壁仕上げ左官始まりました。】
外断熱材に特殊なメッシュを貼り、下地モルタルを左官し、シーラー材を塗布して、仕上げ材を左官していきます。
破風の裏、小口もガラスコーティングしてもらいます。
ガラスコーティングすることで通常よりも劣化を防ぐことができます。
【2020.11.25 破風、軒天塗装しました。】
今回、破風はそのままの木を利用しています。一般的にはその木を下地材にして、サイディング材やケイカル板で仕上げるか、もしくは鈑金で巻くのが普通のやり方ですが、木の雰囲気を活かしたかったので、そのまま利用しました。しかし、そのまま利用すると激しく劣化する恐れがあるので、特殊なガラス塗料を塗ってもらいました。
今回の数値はC値0.3でした。測定者の方には『グラスウールの断熱材で0.3はすごいですよ。』と言って頂きましたが、私の中ではもう少しいけるかなと期待していただので残念です。原因は玄関の種類とその周りが甘かったかなと感じています。しかし、C値0.5は切っていますので、ヨコタ総建の基準は合格です。
【2020.11.17 気密検査行いました。】
気密検査はヨコタ総建で、大切にしてる検査の1つです。ヨコタ総建では全棟気密検査を実施しております。会社の基準はC値0.5以下にせっていしております。世間では高気密住宅と言われる住宅はC値1.0以下ですので、その半分の0.5を切ることは会社の最低基準です。
外断熱材を留めたあと、ビス穴をコーキングで埋めていきます。
専用ビスで留めていきます。
今回、外断熱材にはEPSという発泡スチロールより少し硬いモノを外壁側全部にビス止めしていきます。
【2020.11.12 外壁及び外断熱工事始まりました。】
今回のお家は付加断熱(外断熱)を施工してきます。やはり、付加断熱(外断熱)は充填断熱(内断熱)に比べて、暖かさが違います。充填断熱ですと柱や梁部分が断熱欠損に繋がってしまいます。できれば全棟、付加断熱をやっていきたいです。
暖かい空気を床下に送ることで床暖房効果があります。人間が快適に感じるのは頭寒足熱が基本です。こちらの全館空調を行うには、ある一定以上の断熱・気密が必要です。
【2020.11.10 ダクト施工完了しました。】
今回のお家はエアコン1台で冷房、床暖房効果を期待する全館空調を採用しております。1年間、松尾先生の授業を受けて、学ばしていただきました。手ごろな設置費用で効果がでる冷暖房設備。中心となるダクト工事です。
気密処理は隙間を無くす作業です。テープ貼ったり、コーキングで埋めたり、作業は地味ですが、生活は向上していきます。
【2020.11.01 気密シート施工完了しました。】
ヨコタ総建では断熱、気密を大切に考えています。気密はお金をかけるか手間をかけるかで数値が上がってきます。気密数値が上がることで、太陽のエネルギーを無駄なく使えますし、太陽のエネルギーで賄えない部分は冷暖房を使用しますが、少しの電気代で済むことが可能です。ヨコタ総建では毎回、気密測定を行いますが、どんな断熱材、気密処理でも0.5以下になるようにしています。
壁は高性能グラスウールを採用しました。柱間に隙間なく充填していきます。使用したグラスウールはパラマウンド硝子工業製の太陽SUNです。ピンクが可愛いらしいです。
天井・屋根部分は吹付断熱にしました。当初、断熱材を重ねて施工しようと考えていましたが、施工不良が発生しそうだし、気密処理も難しかったので、吹付断熱にしました。
【2020.10.19 断熱施工完了しました。】
ヨコタ総建では断熱、気密を大切に考えています。ホームページで断熱を検索するといろいろな意見がでています。とりわけグラスウールの悪い面ばかりが目立ちますが、断熱材全てにメリット、デメリットがあるのでその特徴を生かして断熱材を決めています。基本的には断熱材は性能値×厚みではありますが、私は若干厚み派で考えています。
梁と梁を繋いで補強するのに金物で結合させますが、外周部のボルト系は断熱欠損となります。その場所から熱が出たり、入ったりしてしまうので、カートリッチの発泡断熱で埋めていきます。上の写真で泡になって梁から飛び出ている部分です。根気よく埋めていきます。
壁の耐力である筋交いは外壁側に来ないようにしています。理由はその筋交いが邪魔して断熱材が欠損してしまうからです。せっかく、断熱一所懸命入れて、構造計算しているのだから、断熱性と耐震性、両方、活かしたいです。
【2020.09.26 耐震金物及び耐震合板施工完了しました。】
ヨコタ総建では1棟1棟必ず構造計算をしています。その計算書を元に耐震金物を入れ、耐力壁となる壁をつくり、耐震等級3の建物にしています。耐震等級3相当ではありません。耐震等級3と耐震等級3相当は全然違います。相当って意味を調べると『価値や働きなどが、その物事とほぼ等しいこと』と書いてありますが、建築実務的にいうと構造計算していなくても『〇〇工法を使っていれば・・・』や『このルール沿ってやれば・・・』、耐震等級3相当になるそうです。偽物ですかね?
屋根の形もシンプルになるように心がけています。理由は太陽光パネルをできるだけ載せられるようにと、雨漏れのリスクを減らせるように屋根はできるかぎり切妻か片流れのシンプルな形にしています。シンプルな形のほうが私が好きなことも理由の1つです。
ビス止め部分は次の屋根材で覆い被せるので、雨漏れ及び耐風性の心配はありません。
屋根材を止水用ビスで留めていきます。
【2020.09.10 屋根工事完了しました。】
屋根はガルバニウム鋼鈑屋根を採用しました。ヨコタ総建の屋根材は基本このガルバニウム鋼鈑屋根にしています。理由はメンテナンスがあまりない事と軽いことです。前は瓦を利用しておりましたが、瓦は瓦を扱う職人さんが急激に減ってきているので、何かあったときにメンテナンスができないことが困るので積極的に採用しません。また、太陽光システムを載せることを前提にお客様に説明していくと、瓦よりガルバニウム鋼鈑の方がメリットがあります。
今回は手が届くまでの範囲を塗布しましたが、ご要望があれば、家全体をホウ酸でコーティングすることも可能です。予算と工期はかかりますが、ご検討の価値はあります。
ヨコタ総建の新築工事の場合、ホウ酸一択になります。高気密、高断熱を謳って新築を建てている会社さんはホウ酸を利用していない場合、化学物質過敏症、シックハウス症候群になってしまう可能性が大いにあります。
よくみかける柱の足元だけがオレンジ色の防蟻処理。合成殺虫剤かどうか注意が必要です。
【2020.09.08 防蟻処理としてホウ酸を塗布しました。】
お家をシロアリから守る防蟻処理。現在日本では合成殺虫剤が主流です。合成殺虫剤は農薬です。人の健康に害を及ぼすため、世界では防蟻処理に使うことは禁止されている国が多い中、日本では普通に使われています。世間の常識が普通過ぎて怖いです。
再び、屋根下地となる合板をして通気層を設けて、雨漏れを防ぐためにルーフィングシートを敷いて屋根下地は完成です。普通の屋根下地より、3工程は多いですが、高断熱住宅はやることが多いです。
垂木材間に敷いたフェノバボードの上に遮熱シートで覆い、余計な熱を家の中に入れません。施工中眩し過ぎてサングラスが必要です。
垂木材の間に断熱材のフェノバボード50㎜を並べて固定していきます。フェノバボードは普及している断熱材のなかでは、一番性能の高い商品の1つです。外壁面のみならず、屋根面も外と内側のW断熱工法を採用しました。
屋根躯体面の外側に断熱材を並べられるように断熱材受けとなる合板を敷きました。
【2020.09.05 屋根外断熱施工しました。】
この家の1番の目的は年々厳しくなる夏の暑さ、冬の寒さを解消できる家にするため、家に入った瞬間に感じられるような本当の高気密、高断熱の家を作っています。そのために、屋根面の断熱材はとても大切になってきます。
午後4時に棟が上がり、屋根の骨組みができました。ご苦労様でした。
午後から2階部分の柱、梁を組んでもらっています。大工さん達の疲労が半端ない感じが伝わってきました。
お昼前には2階床パネルを敷けました。
【2020.08.29 建前上棟しました。】
絶好の建前日和。むしろ暑過ぎる。熱中症にならぬようにこまめの休憩を促すのが私の役割となりました。最近の気候は夏は暑すぎて現場の進みが悪いぐらいです。職人のせいではなく、気候のせいとなると会社がなにか対策を考えないといけないかなと思いながら無事を祈り、上棟を見学していました。
【2020.08.27 足場設置していきます。】
上棟前に足場を設置してもらいます。突風が吹いたら危ないので上棟当日に防護ネットは張ります。
大引のレベルを確認しながら、大引の下に鋼製束をたてます。ぬかるみ防止を敷地にゴミが散らばらないように基礎廻りにブルーシートを敷いておきます。土台敷き作業は完了します。
土台と大引を敷きおえたら、順次、アンカーボルトを締めて固定します。
【2020.08.24 基礎天端墨付け及び土台敷きていきます。】
土台敷き当日、早朝にプレカット工場から、土台や大引が現場に搬入されます。それまでにやり方の基礎芯を書き写して墨を付けておきます。
基礎できました。基礎廻りが雨でぐちゃぐちゃにならないように水道配管をしない場所は砕石を敷いておきます。
立上り部の型枠を外しました。次で使えるように少しオイルを塗ってキレイに保管しておきます。
コンクリートを立上り部の型枠に打設します。コンクリートが固まったらレーザーレベルを使い、レベルを出します。基礎天端の精度は躯体に直接影響するので慎重に行います。
【2020.08.19 底盤部の型枠を外し、立上り部の型枠を設置します。】
底盤部のコンクリート打設が完了して、数日の養生期間をおいて、基礎立上り部の型枠を組みます。
バイブレーターで締め固められたコンクリートは、コテなどを使って表面を敷き均します。発泡スチロールに乗りながら体が沈まないように表面を均していきます。
【2020.08.17 底盤部のコンクリート打設を行いました。】
打設したコンクリートは、バイブレーターなど使って締め固めます。
暑い中本当に大変です。
【2020.08.13 配筋・型枠を行いました。】
捨てコンクリートに基礎の墨出しをしたら配筋の位置が決まります。
基礎底盤部を覆うように防湿シートを敷きます。シートは厚めの0.2㎜を使用していきます。捨てコンクリートを省略する現場もあるみたいですが、精度の高い基礎を作る為には、絶対に省略しないようにします。
【2020.08.10 鎮め物・防湿シートを行いました。】
やり方が完了しましたので、基礎をつくるために地盤を掘削して固め、建物に必要な耐力を出す作業になります。
再度、3回以上ランマ-で行ったり来たりします。
砕石をランマ-で転圧しています。
水糸を目安にしながら、ユンボで根切り底まで掘り進めます。
【2020.08.05 根切り・地業を行いました。】
やり方が完了しましたので、基礎をつくるために地盤を掘削して固め、建物に必要な耐力を出す作業になります。
半日かけて遣り方ができました。暑いです。
【2020.08.04 遣り方を行いました。】
あんなに雨が続いていたのに8月に入りましたら梅雨がすっかりあけ、暑さが忘れないでねと言わんばかりに、ひどい暑さです。基礎屋さんと一緒に遣り方を行いました。基礎の位置、高さを正確に出すための工程になります。この後の全ての工事の基準となり、躯体の精度を決める重要な工程です。
【2020.07.12 地鎮祭を行いました。】
地面が乾かなったので、いらないベニヤや床材を引いて、足元が取られないように地鎮祭を行いました。イレギュラーでしたが土地の神様も許してくれると思います。無事できてよかったです。
【2020.07.10 地盤調査を行いました。】
表面波式で地盤調査を行いました。地面がぐちゃぐちゃなので調査する方は大変でしたが調査中に雨が降っていなくてよかったです。
【2020.07.09 地縄を張りました。】
建物の大きさや隣地との離れ寸法の確認や地盤調査の目印の為、解体後の土地に縄を張りました。縄だけですので、家が小さく感じます。人間の感覚って不思議です。
【2020.07.08 既存宅解体工事完了しました。】
天候や庭木、庭石の選別により、予定外に解体工事が伸びてしまいましたが、無事に解体工事ができたこと、ほんとによかったです。
【2020.06.28 再度ショールームにてキッチン・ユニットバス確認してきました。】
基礎着工がもうすぐですので、再度ショールームに行ってキッチン・ユニットバスの仕様、色等確認にいってきました。やはり、ショールールでキッチン・ユニットバスを決めていくのが一番盛り上がりますし、お客様自身も楽しそうです。
【2020.06.11 解体工事始まりました。】
いきなり、家を壊すのではなく。まずは養生ネットを張ったり、家の中の建具や窓をだしたり、石膏ボードを剝がしたり、かなり分別をして解体の準備をしていきます。コロナの影響で廃材受け入れ会社もいくらか運搬量を規制したりで、通常よりも日時がかかりそうです。あせってもしょうがないので、安全第一、お客様にご理解を頂いて確実に進めていこうと思います。
【2020.3.20 ショールームにて住宅設備の確認をしました。】
実際のキッチン、ユニットバスの大きさを確認したいというご希望でしたので、立川にあるショールームに行ってきました。キッチンの前に立ってみたり、浴槽に入って足を伸ばしてみたり、カタログではわからないことを確認していただきました。
【2020.03.14 ヨコタ総建事務所にてプラン、仕様のプレゼンテーション。】
家のコンセプト、間取り、外観のプレゼンテーションを行いました。平面図、立体図、CGパース、概算見積を元になるべくイメージできるように、ワクワクするようなプレゼン資料を作ってご説明させて頂きました。