あきる野市で新築・リフォームの仕事をしていますヨコタ総建です。新築時には住宅ローンのお客様と一緒に考えてアドバイスもしています。
金融機関さんやFPさんの中には、住宅ローンを借りたあとは、「余裕資金があればドンドン繰り上げ返済して住宅ローンの借りている期間を返していきましょう」とアドバイスする方もいらっしゃいますが、私は繰り上げ返済は基本反対です。
理由1:繰り上げ返済すると団体信用生命保険の保障も減ってしまう。
繰り上げ返済することで団体信用生命保険の保障も一緒に減りますし、手持ちのお金も減ってしまいます。「借金をしていることが嫌で嫌で気が滅入る」と精神的に常に苦痛を感じてしまう人は、繰り上げ返済してもよいと思いますが、そういう人は住宅ローンは組まないほうがいいです。そういう人以外は手元にお金は残しておき、有事の時に備えるか、運用を考えた方がいいです。
理由2:死亡した場合、繰り上げ返済はお金を失う。
万が一、繰り上げ返済した後、住宅ローン返済中に死亡してしまった場合、その繰り上げ返済は意味がなかったところか、マイナスになってしまいます。本来なら、繰り上げ返済しなくても、死亡すれば住宅ローンは全額返済となります。そして、繰り上げ返済しなければ、手元に残っていたであろうお金は、家族に残せたのです。
住宅ローンを組む時は最初から、繰り上げ返済を考えにいれない計画を立てましょう。