「地震に強い家がいいから、耐震等級3でお願いします」 住宅展示場でよく耳にする言葉です。
確かに、耐震等級3は現行の基準で最高ランクの耐震性能を示します。
警察署や消防署と同じレベルの強さと言われれば、安心するのも無理はありません。
しかし、ここに大きな落とし穴があることをご存知でしょうか? 実は、同じ「耐震等級3」というラベルが貼られていても、その裏付けとなる「計算方法」によって、実際の強度は天と地ほどの差があるのです。
今回は、あきる野市・青梅市エリアで「許容応力度計算」を全棟標準としているヨコタ総建が、本当に地震に強い家の見分け方について解説します。
簡易計算と本物の計算、その差は数百ページ
日本の法律では、一般的な2階建て木造住宅の場合、簡易的な「壁量計算(へきりょうけいさん)」だけで建築確認が通ってしまいます。
これを「4号特例」と呼びます。 多くのハウスメーカーや工務店が謳う「耐震等級3相当」は、この簡易計算に基づいているケースがほとんどです。
一方、ヨコタ総建が必ず行っているのが「許容応力度計算(きょようおうりょくどけいさん)」です。
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壁量計算(簡易): 壁の量が足りているかだけをチェックする。「このくらいの壁があれば大丈夫だろう」というドンブリ勘定に近いもの。
計算書は数枚程度。 -
許容応力度計算(詳細): 柱一本、梁一本にかかる力、接合部の強度、建物の重さ、積雪荷重などをすべて詳細にシミュレーションする。
計算書は数百ページにも及びます。
これだけ緻密な計算を行って初めて、本当の意味での「耐震等級3」が証明されるのです。
簡易計算の等級3と、許容応力度計算の等級3。ラベルは同じでも、その中身(信頼性)は全くの別物です。
熊本地震が証明した「計算していない家」のリスク
なぜ私たちが、手間もコストもかかる「許容応力度計算」にこだわるのか。
それは、2016年の熊本地震で衝撃的な事実が明らかになったからです。
震度7の激震が2度も襲ったこの地震では、比較的新しい住宅も多数倒壊しました。
その中には、簡易計算による「耐震等級3相当」の家も含まれていたのです。
一方で、許容応力度計算によって耐震等級3を取得していた住宅は、ほぼ無被害で残りました。
この事実は、「簡易計算では想定外の地震に耐えられない可能性がある」ということを残酷なまでに証明しました。
「制震ダンパーを入れているから大丈夫」「有名な工法だから安心」というセールストークも、しっかりとした構造計算(骨組みの強さ)があってこその話です。
基礎体力がなければ、どんな最新装備も意味を成しません。
ヨコタ総建は「全棟」で許容応力度計算を実施
「見えないものこそ大事にする」 これがヨコタ総建の家づくりの根幹です。
キッチンやお風呂のグレードは後からでも変えられますが、家の骨組み(構造)は後から変えることができません。
だからこそ、私たちは全ての建物において、許容応力度計算による耐震等級3を「必須条件」としています。
構造の専門家ではないお客様にとって、数百ページの計算書の内容を理解するのは難しいかもしれません。
しかし、「自分の家は、あの大地震でも倒れない計算がされている」という事実は、何物にも代えがたい安心感になるはずです。
まとめ:データのない「大丈夫」を信じないで
これから家を建てる方は、住宅会社に必ずこう質問してください。
「御社の耐震等級3は、許容応力度計算を行っていますか?」
もし担当者が言葉を濁したり、「壁量計算でも十分ですよ」と言ったりするなら、その会社はリスクを背負って家を建てようとしているのかもしれません。
ヨコタ総建では、具体的な数値とデータを用いて、根拠のある安全性をご提示します。
耐震だけでなく、断熱・気密も含めた「数値で見る家の性能」。 その重要性を、ぜひモデルハウスや構造見学会でお確かめください。
ご家族の命を守るための、妥協なき家づくりをお約束します。


