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2025.07.05

耐震等級2と3の違いとは?住宅購入前に知っておくべきこと

マイホーム購入は、人生における大きな決断です。
特に、地震が多い日本では、住まいの耐震性は重要な検討事項と言えるでしょう。
耐震等級は、その耐震性を示す指標ですが、等級間の違いを理解している方は少ないかもしれません。
建物の安全性だけでなく、住宅ローンや地震保険にも影響する耐震等級。
この機会に、耐震等級について深く理解してみませんか?

耐震等級2と3の違い

地震に対する耐性

耐震等級は、地震に対する建物の強さを表す指標です。
等級1は建築基準法で定められた最低限の耐震性能、等級2は等級1の1.25倍、等級3は等級1の1.5倍の地震力に耐えられる性能を意味します。
つまり、等級が上がるほど、より強い地震にも耐えられるということです。
具体的には、等級1は震度6強~7相当の地震で倒壊・崩壊しない程度、等級2はさらに強い地震力にも耐え、等級3はそれ以上の地震力にも耐えられる設計になっています。
数百年に一度程度の巨大地震を想定した際、等級3の住宅であれば、倒壊や大きな損傷のリスクを大幅に低減できます。

耐震等級の決め方

耐震等級は、建物の重さ、耐力壁の数と配置、基礎・床の耐震性といった要素によって決定されます。
建物の重さは軽ければ軽いほど地震の影響を受けにくく、木造住宅は鉄筋コンクリート造や鉄骨造に比べて有利です。
耐力壁は、地震の力を支える重要な要素で、その数だけでなく、バランスの良い配置が重要になります。
さらに、基礎や床の強度も、建物の耐震性を左右する重要な要素です。
これらの要素を総合的に評価することで、耐震等級が決定されます。

経済的メリット比較

耐震等級が高いほど、経済的なメリットも大きくなります。
住宅ローン金利優遇や地震保険料割引といったメリットがあるのです。
具体的には、耐震等級2以上の住宅は、住宅ローン金利の優遇措置を受ける可能性があります。
また、地震保険料は、耐震等級3で50%、耐震等級2で30%、耐震等級1で10%の割引が適用されるケースがあります。
これらの経済的なメリットは、住宅購入にかかる費用を大きく削減できる可能性があります。

耐震等級の経済的メリット・デメリット

住宅ローン金利優遇

耐震等級2以上を満たす住宅は、住宅金融支援機構のフラット35などの住宅ローンで金利優遇を受けることができます。
優遇される金利幅や期間は、制度によって異なるため、事前に確認が必要です。
金利が低ければ低いほど、毎月の返済額が減り、住宅ローンの負担を軽減できます。

地震保険料割引

地震保険では、耐震等級に応じて保険料が割引されます。
等級が高いほど割引率が高くなり、経済的な負担を軽減できます。
ただし、割引率は保険会社によって異なる場合があるので、事前に確認することをお勧めします。

建築コストの違い

耐震等級を上げるには、より多くの材料や高度な技術が必要となるため、建築コストは高くなります。
特に、等級3は等級2に比べて、さらにコストアップが見込まれます。
しかし、長期的な視点で見れば、地震による被害を最小限に抑えられるため、安心を買う費用と考えることもできます。

将来的なリスクとメリット

耐震等級の高い住宅は、地震による被害を最小限に抑えられるため、将来的なリスクを軽減できます。
地震による損害は甚大になる可能性があり、住宅の修繕や建て替えには多額の費用がかかります。
耐震等級の高い住宅であれば、そうしたリスクを軽減し、安心して暮らせるという大きなメリットがあります。
初期費用は高くなりますが、長期的な視点で見た場合、安心安全な暮らしを手に入れるための投資と言えるでしょう。

まとめ

耐震等級2と3は、地震に対する耐性と経済的メリットに違いがあります。
等級3は等級2よりも地震に強く、住宅ローン金利優遇や地震保険料割引のメリットも大きくなります。
しかし、建築コストも高くなるため、予算と将来的なリスクを考慮して、最適な耐震等級を選択することが重要です。
マイホーム購入は、人生における大きな買い物です。
後悔しない選択をするために、耐震等級について十分に理解しておきましょう。
そして、ご自身のライフスタイルや予算に最適な選択肢を見つけることが大切です。

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