暑さ対策ばっちりの平屋で快適に暮らすには?ポイントをご紹介!

2023年9月22日

夏の暑さは、住まいの中でも辛いものですが、平屋の場合、特に暑さが気になることがあります。
本記事では、なぜ平屋では暑さが気になると言われるのか、また平屋で快適に暮らすための暑さ対策ポイントをご紹介します。
これから平屋を建てようと検討している方は、この記事を読んで暑さ対策を徹底しましょう。

□夏の平屋が暑くなってしまう原因は?

はじめに、太陽光の熱が伝わりやすいことが原因として挙げられます。
2階建てや3階建ての場合、上層階が太陽光の熱を遮るので1階には熱が伝わりにくいです。
しかし、平屋は一階だけで構成されており、地面からの照り返しの太陽光も相まって外部からの直射日光が室内に入りやすい構造です。
このため、太陽の熱が直接室内に伝わり、室温が上昇しやすく、暑いと感じてしまいます。

次に、風通しが悪いことが挙げられます。
平屋の建物は周囲に比べて高くないため、風が通りにくいことが多いです。

特に、周りが2階建てや3階建ての建物に囲まれている場合は風の通り道を確保しづらいため、室内の換気が十分に行えず、暑さがこもりやすくなる可能性があります。
さらに、風通しが悪いと湿気もたまり、カビやダニが繁殖しやすくなってしまうので、平屋を建てる際には周辺環境との相性の確認が必要でしょう。

□暑さ対策ばっちりの平屋を建てるためのポイント!

・住宅の断熱性能を上げる

壁や床だけでなく、窓からの熱も遮断するなど、断熱材を効果的に使用して外部からの熱の侵入を防ぐことが大切です。
この際、無垢材を使用すると調湿効果も期待できるため、より快適に過ごせるでしょう。

・換気システムを採用する

平屋の天井にシーリングファンの設置や、家の中の風通しを良くするために壁を少なくするなど、熱気がこもりにくくなるような工夫が必要です。
新鮮な風を取り入れることで室内の空気を循環させ、暑さを和らげましょう。

・屋根の材料を工夫する

平屋の屋根に使われる材料は主に、粘土瓦、セメント瓦、スレート、金属板(ガルバニウム鋼板)の4種類で、順に粘土瓦が最も断熱性能が高く、金属板が最も断熱性能が低いです。
断熱性能が低い屋根材は、熱を吸収して家の中を暑くする原因になってしまうため、平屋においては特に注意が必要です。

□まとめ

平屋での快適な夏の過ごし方は、適切な断熱材や換気システム、屋根の工夫などが鍵となります。
これらのポイントを押さえて、暑さ対策を行うことで、平屋でも快適な室内環境を実現できるでしょう。
この記事が、平屋づくりを検討している方の悩みを解決する一助になりましたら幸いです。