結露しにくい家は作れる?結露の原因と対策をご紹介します!

2023年11月15日
yokotasouken お知らせ

新しい家を建てるか、既存の家を改修することを考えている人々の中には、結露の問題を解決したいと考えている人が多いでしょう。
結露は家の快適性を損なうだけでなく、家の寿命にも影響を与える可能性があります。
この記事では、結露の原因とそれを防ぐための最新の技術や方法に関する情報を提供します。
結露問題を理解し、それを防ぐためのガイダンスを得ることで、家の快適性と寿命を向上させることができます。

□結露の原因とは?

1.結露の科学的な背景
結露の原因は科学的です。
結露する条件が揃えば結露するし、条件が揃わなければ結露しません。
結露する主な条件は「露点になるかどうか」です。
温度差があっても露点にならなければ結露しません。
例えば、部屋の室内空気の温度が23℃、相対湿度が50%の時、露点は12℃です。
窓ガラスの室内側の表面温度が12℃まで冷えると、水滴が付き結露します。

2.露点とは?
露点は、温度と湿度の関係で刻々と変化します。
湿気が多いだけでも結露するわけではありませんし、温度が冷えただけでも結露するわけではありません。
「露点」というポイントが結露するかどうかの境目となります。

□結露しにくい家を作るための3つの方法

*樹脂サッシを選ぶ

窓ガラスをはめ込むサッシの選択は、結露対策において非常に重要です。
断熱性が高い樹脂サッシは、結露の発生を大きく抑えられます。
アルミサッシは熱伝導率が良いため、外気温を室内に伝えやすく、結露しやすいという特性があります。

一方、樹脂サッシはアルミサッシに比べて熱伝導率が低く、外気の温度変化の影響を受けにくいのです。
初期投資としては樹脂サッシは高価ですが、結露に悩まされることを考えると、長期的には導入する価値があります。
さらに、樹脂サッシは耐久性も高く、長く使用することができるため、コストパフォーマンスも良好です。

*二重窓(内窓)を取り入れる

二重窓(内窓)は、外気温を室内に伝えにくくするため、結露対策として非常に効果的です。
二重窓は窓を二重に取り付けることで、室内の温度差を緩和し、結露の発生を防ぐことができます。
特に、室温が下がりやすい水回りのヒートショック対策としても有効です。

また、二重窓は外部の騒音を遮断する効果もあり、静かな室内環境を保てます。
さらに、冬季の暖房効果を高めることも可能で、エネルギーコストの削減にも寄与します。

*24時間換気システムを導入

高気密高断熱の新築住宅には、24時間換気システムが必須です。
高気密の家は換気が重要で、新築住宅にはこのシステムが必要です。
冬は給排気口が寒い場合もありますが、定期的に窓を開けて空気の入れ替えを行うことも大切です。

24時間換気システムは、室内の湿度を適切に保ち、結露の発生を防ぐための重要な役割を果たします。
また、新鮮な空気を常に供給することで、室内の空気質を向上させる効果もあります。
このシステムを導入することで、健康的な室内環境を維持することができるのです。

□まとめ

結露は家の快適性や寿命に影響を与える可能性があります。
この記事で紹介した結露の原因や対策を理解し、家の結露問題を解決するための方法や技術を取り入れることで、快適な住まいを実現しましょう。
結露しにくい家づくりをしたい方は、当社にお気軽にご相談ください。