注文住宅の費用には、土地や建物以外にかかる諸費用があります。
諸費用は、建築費の総額の内、1割を占めるため予め予算に含めておくことが重要です。
しかし、これから注文住宅を建てる方の中には諸費用が何なのか、詳しく知らない方も多いでしょう。
そこで今回は、注文住宅の諸費用の内訳と金額を抑えるポイントをご紹介します。
□注文住宅には諸費用がかかる!
注文住宅の購入にあたってかかる費用は、住宅の建設費だけではありません。
「土地の購入」「住宅の建設」「住宅ローン」のそれぞれに諸費用と呼ばれる費用がかかります。
まず、土地の購入時には、土地の売買契約書に貼付する印紙にかかる税金や不動産所得税などがかかります。
土地を探す際の仲介手数料も土地の購入時にかかる諸費用の1つです。
次に、住宅の建設時には、土地の地盤を調査する費用やインフラ工事のような諸費用を支払う必要があります。
建築確認の申請にも費用がかかることに注意しましょう。
最後に、住宅ローンを利用する時には、ローンの手数料や保証料の支払いが必要です。
火災保険や地震保険の保険料もかかることをあわせて押さえておきましょう。
これらの諸費用がかかることを想定して、資金計画を立てなければ、予算オーバーを引き起こしてしまうこともありますので注意しましょう。
□注文住宅の諸費用を少しでも抑えるには?
*土地の仲介手数料に注目する
注文住宅を建てる土地の購入時には、基本的に仲介手数料の支払いが必要です。
しかし、不動産会社が売主の場合や個人から購入する場合には仲介手数料がかかりません。
そのため、土地の仲介手数料に注目すると諸費用を抑えられることがあります。
*金融機関選びに注目する
住宅ローンにかかる諸費用は金融機関によって異なります。
したがって、諸費用の少ない金融機関を選べば、かかる諸費用を抑えられます。
住宅ローンを選ぶ際には、事務手数料や保証料のような諸費用も合わせて確認しましょう。
*諸費用は節約できないものもあることには注意
諸費用の中には、税金のように、価格を抑えられないものもあります。
また、住宅の安全性にも関わる地盤改良工事や地盤調査にかかる諸費用は抑えないことがおすすめです。
費用を抑える際には、本当に削ってよい費用なのか、十分に検討してみてくださいね。
□まとめ
注文住宅の諸費用は、「土地の購入」「住宅の建設」「住宅ローン」のそれぞれにかかります。
諸費用には、金額を抑えられるものとそうでないものがあることにも注意して、この記事を参考に資金計画を立ててみてください。
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