後悔しない家づくりの間取り:失敗事例と対策について

2024年8月27日
yokotasouken お知らせ

注文住宅の間取りは、自由設計だからこそ、後から「こうすればよかった…」と後悔する可能性も。
せっかくのマイホームなのに、そんな思いを抱きたくありませんよね。

この記事では、注文住宅の間取りでありがちな失敗事例を紹介し、後悔を防ぐためのポイントを解説していきます。
これから注文住宅を建てる予定の方、間取りにこだわりたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

□家づくりにおける間取りの失敗事例

注文住宅の間取りでよくある失敗事例は、大きく5つに分けられます。
それぞれ具体的な状況やその影響を解説することで、読者に共感と危機感を与えるとともに、今後の間取り設計の参考となるようにしましょう。

1: 生活動線が悪い
間取りの失敗例として、まず挙げられるのが生活動線の悪さです。
例えば、リビングの先に洗面所を設置したため、帰宅後すぐに手を洗えない、あるいは1階に洗面所・3階にベランダがあるため、洗濯物を運ぶのが大変といったケースがあります。
生活動線が悪いと、家事を効率的にこなせなかったり、余計な掃除が増えたりと、ストレスの原因になることも。
日々の生活を快適に過ごすためにも、設計段階で生活動線を意識することが大切です。

2: 収納スペースが足りない・使いにくい
収納スペースの不足や使い勝手の悪さも、間取りで後悔しやすいポイントです。
広さを意識したために、リビングに十分な収納スペースがなかったり、ウォークインクローゼットを設置したものの、人が立つ部分がデッドスペースになったりするケースがあります。
収納スペースは、見た目だけでなく、使い勝手も重要です。
物の量や種類、収納方法などを考慮し、適切な大きさ・位置・構造の収納スペースを確保しましょう。

3: コンセントの数が足りない・位置が悪い
コンセントの位置や数は、後から変更するのが難しい要素の一つです。
部屋の隅に設けたためコードが届かなかったり、家具や家電の設置場所がコンセントの位置と被ってしまったりといったケースは、意外と多いものです。
特に、洗面所は洗濯機やドライヤー、電動歯ブラシなど、家電製品が集まる場所なので、コンセントの数が不足しがちです。
設計段階で、家電の配置や使用頻度を考慮し、適切な場所にコンセントを設置しましょう。

4: トイレの位置が気になる
トイレは使用頻度が高く、デリケートな空間です。
リビングやキッチンの近くにトイレがあると、音やにおい、周りの視線が気になるケースがあります。
また、トイレの位置や個数によっては、朝の忙しい時間に混雑したり、夜中に行きづらかったりする可能性も高いです。
トイレの位置は、生活空間とのバランスを考慮し、プライバシーが確保できる場所を選びましょう。

5: 日当たりが悪い・外部からの視線が気になる
窓の位置や部屋の配置によっては、日当たりが悪く部屋が暗かったり、寒かったり、あるいは外部からの視線が気になるといった失敗に繋がります。
吹き抜けの窓が大きすぎて光が眩しく、エアコンの効きが悪くて光熱費が高くなってしまうケースも考えられます。
設計段階で、日当たりや風通し、プライバシーなどを考慮し、快適な住空間を実現しましょう。

□後悔しない家づくりの間取りのためのポイント

注文住宅の間取りでありがちな失敗を防ぐためには、設計段階から注意すべきポイントがいくつかあります。

1: 生活動線を意識した間取り設計
生活動線は、家族がどのように家の中を移動するのか、家事動線は、家事を行う際にどのように移動するのかを考慮した設計が重要です。
例えば、キッチンからダイニング、リビングへの動線、玄関から洗面所、浴室への動線、洗濯機からベランダへの動線などを考慮しましょう。

2: 収納スペースの計画的な設計
収納スペースは、ただ大きければ良いわけではありません。
収納する物の量や種類、収納方法などを考慮し、適切な大きさ・位置・構造の収納スペースを確保することが大切です。
例えば、リビングには、テレビやオーディオ機器、本などを収納するオープンシェルフと、収納量が多いクローゼットを組み合わせるなど、用途に合わせて使い分けると便利です。

3: コンセントの位置と数を事前に計画する
コンセントの位置と数は、後から変更するのが難しいので、設計段階でしっかりと計画することが重要です。
家電の配置や使用頻度を考慮し、必要な場所に適切な数のコンセントを設置しましょう。
また、最近は、USBポート付きコンセントや、コードレス充電器対応の家具など、便利なアイテムも増えています。
これらのアイテムを活用することで、コンセントの数を減らすことも可能です。

4: トイレの位置と構造は慎重に検討する
トイレの位置は、生活空間とのバランスを考慮し、プライバシーが確保できる場所を選びましょう。
また、トイレの構造も、音やにおいが漏れないように工夫が必要です。
例えば、トイレと浴室を隣接させる場合は、防音対策をしっかりと行う必要があります。

5: 日当たりや風通し、プライバシーを考慮した窓の設計
窓は、採光や通風だけでなく、プライバシーにも影響を与えます。
日当たりや風通し、外部からの視線を考慮し、適切な場所に適切な大きさの窓を設置しましょう。
また、窓の種類も、採光性や遮熱性、防音性など、様々な機能があります。
家の用途や環境に合わせて、最適な窓を選びましょう。

□まとめ

注文住宅の間取りは、後悔しないように、設計段階からしっかりと計画することが重要です。
この記事で紹介した失敗事例と対策を参考に、理想の住空間を実現しましょう。
特に、生活動線、収納スペース、コンセント、トイレの位置、窓の設計は、後から変更するのが難しいので、慎重に検討することが大切です。
家づくりについてお考えの方は、お気軽に当社までご相談ください。