家づくりを検討している方は、間取りや内装にこだわりたいと考えているのではないでしょうか。
「下がり天井」という言葉は聞いたことはあるけれど、具体的にどんなものかよくわからないので、理解して間取り選びに役立てたいと思っているかもしれません。
この記事では、下がり天井の定義や役割、メリットを解説します。
□下がり天井とは?
下がり天井とは、文字通り、部屋の他の部分よりも低く下がっている天井のことです。
住宅の中で、キッチンや廊下の天井が下がっていたり、部屋の隅の部分だけが低くなっていたりすることがあります。
1: 下がり天井の定義
マンションや戸建て住宅のリビングや寝室などの天井の高さは、一般的に2.3〜2.5m程度です。
それに対して、部分的に低くなっている部分を下がり天井といいます。
下がり天井の高さは2.0〜2.2m程度のことが多く、一般的な天井よりも0.3〜0.5mほど下げられています。
2: 下がり天井の役割
下がり天井には理由があります。
例えば、キッチンの排気ダクトや空調設備、上階の給排水管などを埋め込むために必要であったり、構造体の梁型を隠すためであったり、空間デザインのために下げられている場合もあります。
3: 天井高さの法律的な基準
天井の高さには、法律で定められた基準があります。
住宅の居室の天井高は、2.1m以上とされています。
ただし、これは最低基準であり、快適に過ごすためには、2.4m以上の高さがあると良いでしょう。
□下がり天井のある間取りのメリット
下がり天井には、様々なメリットがあります。
1: 空間デザインのアクセントになる
下がり天井は、空間デザインのアクセントとして、空間をより魅力的に演出することができます。
例えば、リビングやダイニングなどの広い空間を、下がり天井を取り入れることによって、メリハリのある空間にできます。
また、下がり天井に照明を埋め込むことで、空間をよりスタイリッシュに演出できます。
2: スタイリッシュな空間演出
下がり天井は、空間をスタイリッシュに見せる効果もあります。
例えば、下がり天井と床材を同一の素材にすると、空間全体に統一感が生まれます。
また、下がり天井をあえて床材と異素材にしたり、床材よりも濃い色を使ったりすることで、より強いアクセント効果を狙うこともできます。
3: 落ち着いた空間作り
下がり天井は、落ち着いた空間作りにも役立ちます。
例えば、寝室では、下がり天井に間接照明を埋め込むことで、リラックスできる空間を作れます。
また、下がり天井は、部屋の雰囲気をガラリと変える効果もあります。
□まとめ
下がり天井は、空間デザインのアクセントとして、様々なメリットをもたらします。
下がり天井を採用する際には、よく検討し、自分のライフスタイルに合った間取りを選ぶようにしましょう。
家づくりについてお考えの方は、お気軽に当社までご相談ください。